2010年11月
『ねむり』発売です

ついに今月、春樹さんの新刊『ねむり』が発売されます。
『ねむり』と聞いて、あの作品を思い浮かべる方も多いと思います。
そう、名作「眠り」が『ねむり』となって“再生”します!
「眠り」は1989年に発表され、翌年『TVピープル』(文藝春秋刊) 所収として刊行された少し長めの短編小説です。
世界中で人気のこの作品は、アメリカで出版された短編集『象の消滅』にも収められていますが、2009年にはドイツのデュモン社――先日お伝えした『1Q84』ドイツ語版の版元です――から、イラスト付き小説『Schlaf』として刊行されました。
そのデュモン社版の美しいイラストレーションを使用したものが、今回の『ねむり』です。
イラストは、カット・メンシックさん。
ドイツの代表的メディアに寄稿する、人気イラストレーターです。
そして、このたびの刊行に際して春樹さんは小説を改稿、「眠り」は『ねむり』へ“ヴァージョン・アップ”されました。
そのあたりのお話は、今回の『ねむり』のために書下ろされた「あとがき」に詳しく触れられています。
発売日は11月30日です。
ぜひご覧ください!
(出版部s)
ご無沙汰いたしました。
皆さまご無沙汰いたしました。前回の〈1Q84ニュース〉の更新は7月7日でしたから、4ヶ月ぶりということになります。
この間、『1Q84』は、各国で翻訳書が刊行されました。また春樹さん自身の新刊も二冊刊行されています。こちらは皆さますでにご存知ですね。
『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです 村上春樹インタビュー集1997-2009』(文藝春秋刊)
国内や海外での、13年間、18本に及ぶ春樹さんのインタビューが収録されています。
『おおきな木』シェル・シルヴァスタイン作、村上春樹 訳(あすなろ書房刊)
ロングセラーの名作絵本が、春樹さんの新訳で刊行されました。
このニュース欄では、これから刊行が予定されている春樹さんの本の紹介も行っていきますので、改めて宜しくお願いいたします。
さて、『1Q84』の各国語訳の表紙カバーは、こちらをご覧ください。いずれも「Q」の文字が印象的に使われていますね。
中でも、ドイツ語版は、BOOK1とBOOK2が一冊に収められていて、総ページ数は1024ページ。日本語版の二冊を併せたページ数より幾分少ないのですが、それにしても厚い! そのためか、本文用紙は、薄い、聖書に使う紙と同じものが使われているそうです。
ちなみに、『1Q84』のタイトルは、どう発音されているのでしょう。聞いたところでは、ドイツ語の年号の読み方にならって「Q-zehn vier-und-achtzig」と読まれているそうです。Qは、ドイツ語では“ku”という音になるそうです。
(出版部S)
この間、『1Q84』は、各国で翻訳書が刊行されました。また春樹さん自身の新刊も二冊刊行されています。こちらは皆さますでにご存知ですね。

国内や海外での、13年間、18本に及ぶ春樹さんのインタビューが収録されています。
『おおきな木』シェル・シルヴァスタイン作、村上春樹 訳(あすなろ書房刊)
ロングセラーの名作絵本が、春樹さんの新訳で刊行されました。
このニュース欄では、これから刊行が予定されている春樹さんの本の紹介も行っていきますので、改めて宜しくお願いいたします。
さて、『1Q84』の各国語訳の表紙カバーは、こちらをご覧ください。いずれも「Q」の文字が印象的に使われていますね。

ちなみに、『1Q84』のタイトルは、どう発音されているのでしょう。聞いたところでは、ドイツ語の年号の読み方にならって「Q-zehn vier-und-achtzig」と読まれているそうです。Qは、ドイツ語では“ku”という音になるそうです。
(出版部S)