1Q84ニュース

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ポスターができました!

353427.jpg1Q84文庫版の書店用ポスターができました。
発売まで、あと一ヵ月余り。週末、本屋さんでこのポスターに出会ったら、じっくり眺めてみてください。デザインも絵も、いろいろ工夫してみました。
「1Q84の世界」を、文庫でもう一度、お楽しみ下さい!

『1Q84』、いよいよ文庫化!

明けましておめでとうございます。
2012年、未曾有の震災のあと、混沌としたこの世界を生きる私たちに、〈村上春樹の「物語」〉は、多くのことを深く問いかけ続けています。
連作「地震のあとで」をまとめた短編集『神の子どもたちはみな踊る』、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』をはじめとする長編小説……そして『1Q84』。
2009年5月の刊行後、『1Q84』は多くの言語に翻訳され、世界中の読者の心をつかんできました。
2012年3月末(4月新刊)、いよいよ待望の文庫版が登場します。
BOOK1からBOOK3まで、3ヶ月連続の刊行です。
もう一度、物語の深い森の中へ――。

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「良き音楽」ってなんだろう。 『小澤征爾さんと、音楽について話をする』刊行決定!

 この秋は、村上さんの音楽の本に注目です。
 11月末に刊行される『小澤征爾さんと、音楽について話をする』は、村上さんと小澤征爾さんが音楽をめぐって語り合う、最高にスリリングな本です。
 晩秋の神奈川、冬の東京・青山、風が吹き抜けるハワイ、森に囲まれたスイスのレマン湖畔、ジュネーブからパリへの列車内など、さまざまな場所・さまざまな時間に、対話は二人だけで行われました。ベートーヴェンのピアノ協奏曲第三番、オペラの楽しみ、マーラーについて、小澤さんの恩師である斎藤秀雄、カラヤン、レナード・バーンスタインの回想など、話題は多岐にわたり、より深い内容に踏みこんで行きます。村上さん自身がテープを回し、対話をまとめ、小澤さんとの親密なセッションを精緻に再現して行く過程は、まさに村上ワールド。音楽ファンだけでなく、文学ファンにも待望の一書です。
353427.jpg 9月にジャズをめぐる翻訳書『バット・ビューティフル』(ジェフ・ダイヤー著)が出ましたが、12月にはビーチ・ボーイズ・ファンにはたまらない翻訳書『ペット・サウンズ』(ジム・フジーリ著)の文庫版も登場します。

(文庫編集部T)

カタルーニャ国際賞を受賞!

6月9日(現地時間)、春樹さんがカタルーニャ国際賞を受賞しました。これはスペイン・カタルーニャ州政府が文化や人文科学の分野で国際的に活躍した人物に贈る賞です。現地で行われた受賞スピーチの概要は、日本の新聞社・通信社の記事、TVニュースで報じられています。

(新潮文庫T)

デビューの言葉から「卵と壁」まで!――楽しさいっぱいの最新エッセイ集

353427.jpg新潮文庫編集部Tです。1月31日発売で、待望の『村上春樹 雑文集』が刊行されます。収録した「雑文」は、この30年間に書かれた69編。1979年の「群像新人文学賞」の受賞の言葉から、2009年エルサレム賞「壁と卵」のスピーチ、音楽エッセイや翻訳をめぐる話、軽妙な人物エッセイまで、皆さんも私たち編集者もこれまで読んだことのないさまざまな文章が登場します。そのうえ、全編に春樹さんが書下ろしですごく楽しいイントロ(紹介文)を書いてくれました。69編の絶妙な配列とエッセイの味わい――みなさんも思わず、「こんな春樹さん、読んだことない!」と声を上げることでしょう。

文学論を真剣に語る作家・村上春樹、
ジャズやロックを熱く語るムラカミハルキ、
さまざまな場所で「挨拶する」村上さん、
ダジャレで楽しむハルキさん、
翻訳を解説する村上春樹氏、
海外読者だけが読んだHaruki Murakami

……たくさんの「村上春樹」がこの一冊に詰まっています。
そして、最後には、春樹さんの裏も表も知り尽くす最強コンビ「和田誠・安西水丸」が
青豆のヒミツや小説家の素顔に迫ります。
デビュー以来、春樹さんが「雑文集」を編むのは初めてですが、実は解説付きの本も初めてなのです(新潮文庫にも解説はありません!)。
というわけで、ファンならずとも買わずにはいられない、春樹さんの新刊のお知らせでした。