2010年4月
いろいろな「色」
文庫編集部t.t.です。きょうは装幀についてのお話。
今回、BOOK3の装幀では、書店や読者のみなさんから、「きれいな色だと思った」「意外な取り合わせだったけど、内容と合った色ですね」という声が届いています。造本や装幀は、編集者と装幀者と著者が何度も話し合って決められます。
今回、BOOK3の装幀では、書店や読者のみなさんから、「きれいな色だと思った」「意外な取り合わせだったけど、内容と合った色ですね」という声が届いています。造本や装幀は、編集者と装幀者と著者が何度も話し合って決められます。
紙の厚さや手触りなども、見本を作って確かめます。僕もずっと打ち合わせに参加していましたが、時間をかけて色選びをして良かったとみなさんの反応を聞いて嬉しく思いました。
『1Q84 BOOK3』の装幀カバーの「Q」の字はラベンダー色、帯はローズピンク色です。
でも、装幀で使われている色はそれだけではありません。表紙を開いて最初に目に入る「見返し」と呼ばれる表紙の内側に張られた部分。BOOK3では「Q」の字よりも薄い色の紫です。そして、背に使われる「花布(ハナギレ)」は白、そして、スピンは光沢のある茶色です。
見て開いて、触って眺めて、読んでページをめくり、パタンと閉じる。
長編小説は本から出る音だって楽しめます。3巻ともを持っている方は、並べてしおりのスピンを背表紙から出して見て下さい。なんだか、「Q」に見えませんか?
BOOK1 、BOOK2も含めて、五感で『1Q84』を感じて下さると嬉しいです。
(文庫編集部t.t.)
『1Q84 BOOK3』の装幀カバーの「Q」の字はラベンダー色、
でも、装幀で使われている色はそれだけではありません。
見て開いて、触って眺めて、読んでページをめくり、
長編小説は本から出る音だって楽しめます。
BOOK1 、BOOK2も含めて、五感で『1Q84』
(文庫編集部t.t.)
『1Q84』の広告について・その2
広報宣伝部のKです。
発売当日の新聞広告はこんな感じでした。新聞社によってカラー広告になったり、白黒広告になったりしましたが、それぞれ雰囲気を出すことができたと思っています。
このQ3の広告は実は元旦の朝日新聞にも掲載しました。
こんな感じです。Q3がビジュアルになるなんて、普通の文芸書ではありえないです。これも村上春樹さんならでは、記号だけのタイトルだったからこそできた表現でした。
次の新聞広告は4月28日の朝日新聞朝刊です。この広告にもQ3が使われるか? 興味のある方はぜひ当日お確かめください。
(広報宣伝部K)
発売当日の新聞広告はこんな感じでした。新聞社によってカラー広告になったり、白黒広告になったりしましたが、それぞれ雰囲気を出すことができたと思っています。
このQ3の広告は実は元旦の朝日新聞にも掲載しました。
こんな感じです。Q3がビジュアルになるなんて、普通の文芸書ではありえないです。これも村上春樹さんならでは、記号だけのタイトルだったからこそできた表現でした。
次の新聞広告は4月28日の朝日新聞朝刊です。この広告にもQ3が使われるか? 興味のある方はぜひ当日お確かめください。
(広報宣伝部K)
本日発売!
『1Q84 BOOK3』は、本日発売されました。刊行に合わせ、深夜から、また早朝から店を開けてくれた書店もあり、すでにお求めいただいた方も多数いらっしゃいます。雨の中、皆さま本当にありがとうございました! 以下、我々のスタッフから、ミニ・レポートをお届けします。
(営業部R)
● 新潮文庫編集部のt.t.です。文庫編集部Kと二人で、16日の発売直後の様子を見に渋谷と六本木へ。深夜0時、「パン屋襲撃」もできるような時間帯に、『1Q84 BOOK3』を買うために、多くの読者の方々がSHIBUYA TSUTAYAや青山ブックセンター六本木店に並んでくださいました。ありがとうございます! TV局・新聞など20社を超えるメディアが、一斉発売の瞬間を取材に集まり、本もどんどん売れてSHIBUYA TSUTAYAのフロア担当の方々を始め、書店員のみなさんは大忙しでした。壁一面に並んだ本の装禎を見て、女性TVレポーターが「これは女の子が好きになる色だと思う!」とつぶやき、「店内で100ページ読んだけど、期待通りでした」という青年も。期待と不安が入り交じる4月の夜、BOOK3の周りは熱気にあふれていました。
(文庫編集部t.t.)
● 新宿区担当の営業Hです。
今朝はあいにくの雨でしたが、新宿は地下通路が発達している副都心。
『Q3』を早朝販売しているお店を訪ねてきました。
8:20…@ブックファースト新宿店
B2Fの広場で『1Q84』のみ8時から外販開始です。
サラリーマンの通勤時間帯どんぴしゃで、若いビジネスマンやOLの方々が次々レジに並んで下さいました。
BOOK1だけ購入していった方もいらっしゃるとか。
8:40…@福家書店新宿サブナード店
4月16日はヤマダ電機LABI新宿東口館がオープンする日でもありました。
ちょうどこのお店はLABIの真下。
地下通路で8時から、『1Q84』のみワゴン販売開始です。
通勤途中のサラリーマンや、家電を買いにきた方々が本を手に取って下さいます。
9:00…@紀伊國屋書店新宿本店
紀伊國屋さんは1F広場等で8時から『1Q84』のみ販売スタートです。
若いサラリーマンの方だけでなく、ニュースでご覧になったのでしょうか、年配の方も買われていきます。
(営業部H)
● 出版部のSです。今日の東京は朝から雨。書店に足を運んで下さる方がはたしてどれだけいるだろう、いや雨の日こそ書店に行く人が多いという話も聞いたな、とあれこれ思いながら、丸の内オアゾの丸善へ。地下鉄から地上へ出る階段で、すでに店員の方々の元気な声が聞えます。まだ朝の7時過ぎというのに、BOOK3を手に取り、お求め下さる方々が続きます。ここにはテレビの取材陣も多数入っていたので、朝の番組でご覧になった方も多いことと思います。
その足でまた地下鉄に乗り、神保町の三省堂書店へ。ここも朝7時からの繰上げ開店です。雨の中、何人もの方が傘をさしてレジの順番を待っていらっしゃいました。編集部に戻ったら、てるてる坊主を作ってみよう。
(出版部S)
(営業部R)
● 新潮文庫編集部のt.t.です。文庫編集部Kと二人で、16日の発売直後の様子を見に渋谷と六本木へ。深夜0時、「パン屋襲撃」もできるような時間帯に、『1Q84 BOOK3』を買うために、多くの読者の方々がSHIBUYA TSUTAYAや青山ブックセンター六本木店に並んでくださいました。ありがとうございます! TV局・新聞など20社を超えるメディアが、一斉発売の瞬間を取材に集まり、本もどんどん売れてSHIBUYA TSUTAYAのフロア担当の方々を始め、書店員のみなさんは大忙しでした。壁一面に並んだ本の装禎を見て、女性TVレポーターが「これは女の子が好きになる色だと思う!」とつぶやき、「店内で100ページ読んだけど、期待通りでした」という青年も。期待と不安が入り交じる4月の夜、BOOK3の周りは熱気にあふれていました。
(文庫編集部t.t.)
● 新宿区担当の営業Hです。
今朝はあいにくの雨でしたが、新宿は地下通路が発達している副都心。
『Q3』を早朝販売しているお店を訪ねてきました。
8:20…@ブックファースト新宿店
B2Fの広場で『1Q84』のみ8時から外販開始です。
サラリーマンの通勤時間帯どんぴしゃで、若いビジネスマンやOLの方々が次々レジに並んで下さいました。
BOOK1だけ購入していった方もいらっしゃるとか。
8:40…@福家書店新宿サブナード店
4月16日はヤマダ電機LABI新宿東口館がオープンする日でもありました。
ちょうどこのお店はLABIの真下。
地下通路で8時から、『1Q84』のみワゴン販売開始です。
通勤途中のサラリーマンや、家電を買いにきた方々が本を手に取って下さいます。
9:00…@紀伊國屋書店新宿本店
紀伊國屋さんは1F広場等で8時から『1Q84』のみ販売スタートです。
若いサラリーマンの方だけでなく、ニュースでご覧になったのでしょうか、年配の方も買われていきます。
(営業部H)
● 出版部のSです。今日の東京は朝から雨。書店に足を運んで下さる方がはたしてどれだけいるだろう、いや雨の日こそ書店に行く人が多いという話も聞いたな、とあれこれ思いながら、丸の内オアゾの丸善へ。地下鉄から地上へ出る階段で、すでに店員の方々の元気な声が聞えます。まだ朝の7時過ぎというのに、BOOK3を手に取り、お求め下さる方々が続きます。ここにはテレビの取材陣も多数入っていたので、朝の番組でご覧になった方も多いことと思います。
その足でまた地下鉄に乗り、神保町の三省堂書店へ。ここも朝7時からの繰上げ開店です。雨の中、何人もの方が傘をさしてレジの順番を待っていらっしゃいました。編集部に戻ったら、てるてる坊主を作ってみよう。
(出版部S)