2010年3月
タイトルについて・その2
『1Q84』の読み方のつづきです。このタイトル、英語圏ではどのように読まれることになるのでしょうか。
英語版はまだ出ていませんの で、ここでちょっと推理をしてみたいと思います。このタイトルは、年号の「1984」の「9」が「Q」になっていますので、英語の nineteen eighty-four をもじって、Q-teen eighty-four という読み方はどうでしょう?
実はこの読み方を考えたとき、「これはなかなかいいのでは。」と思い、いさんで、とある春樹さんファンのアメリカ人に披露してみたのですが、反応は、「??」でした……。
(出版部S)
英語版はまだ出ていませんの で、ここでちょっと推理をしてみたいと思います。このタイトルは、年号の「1984」の「9」が「Q」になっていますので、英語の nineteen eighty-four をもじって、Q-teen eighty-four という読み方はどうでしょう?
実はこの読み方を考えたとき、「これはなかなかいいのでは。」と思い、いさんで、とある春樹さんファンのアメリカ人に披露してみたのですが、反応は、「??」でした……。
(出版部S)
『ビギナーズ』刊行のお知らせ
今日は春樹さんの新しい翻訳書『ビギナーズ』(レイモンド・カーヴァー著、中央公論新社)刊行予定のお知らせです。『ビギナーズ』? カーヴァーにそんな作品集があったっけ、と不思議に思うファンの方も多いはず。そこで担当編集者の方に問い合わせてみたところ、次の返事を頂きましたので紹介しますね。
……とのことです。いや、これは是非読んでみたいですね。『ビギナーズ』は、3月30日に刊行されます。
(出版部S)
「中央公論新社のYです。本書『ビギナーズ』は『愛について語るときに我々の語ること』として出版されている短編集を、本来の姿に復元したものです。
カーヴァーの代表作のひとつである『愛について語るときに我々の語ること』(原題「What we talk about when we talk about love」)は、実はデビューを後押しした編集者によって大幅な改変や削除が施されていたことが明らかとなっていましたが、オリジナル原稿の発掘によって、このほど本来の姿での出版が実現しました。まず書名そのものが違っており、内容的にも、収録作品数は同じ17編ですが、タイトルも異なるものが多く、原稿の分量では、今回の『ビギナーズ』は、『愛について…』のおよそ二倍です。カーヴァーと編集者の関係や背景については訳者あとがきでたっぷり解説されています。
似て非なる二冊の短編集の趣を読み比べるのも一興。二作とも「村上春樹 翻訳ライブラリー」(新書判・ソフトカバー)でお楽しみいただけます!」
……とのことです。いや、これは是非読んでみたいですね。『ビギナーズ』は、3月30日に刊行されます。
(出版部S)
表紙の「Q」について
本の表紙に大きく描かれている「Q」の文字。
いま、この「Q」を使ってイメージを膨らませた作品を募集していますので、皆さまふるってご参加ください。
この「Q」は、新聞広告や書店のポスターなどにも使われています。
昨年銀座で、ある書店に入った時のこと。「1Q84だぁ!」と大きな声が店内にこだましました。
元気なその声は、5歳くらいの女の子。
お母さんに手を引かれ店内を歩いているうちに、壁に貼られた大きなポスターをみつけたんですね。
ちょっとギザギザの「Q」が小さなお子さんにも親しまれている様子を目の当たりにして、嬉しくなりました。
(出版部S)
いま、この「Q」を使ってイメージを膨らませた作品を募集していますので、皆さまふるってご参加ください。
この「Q」は、新聞広告や書店のポスターなどにも使われています。
昨年銀座で、ある書店に入った時のこと。「1Q84だぁ!」と大きな声が店内にこだましました。
元気なその声は、5歳くらいの女の子。
お母さんに手を引かれ店内を歩いているうちに、壁に貼られた大きなポスターをみつけたんですね。
ちょっとギザギザの「Q」が小さなお子さんにも親しまれている様子を目の当たりにして、嬉しくなりました。
(出版部S)